Markaudioの非常にセンシティブなユニットの特長を最大限引き出すために、ハードメープル・ウォールナット無垢材などを使用して音の美しさと純度に挑戦したシリーズです。銘木の無垢材を使用していますが皆さんにオーディオを楽しんでいただける様に常識的な価格設定を維持します。
NC5H_SS(Single Suspension) Walnut
NC5Hは8pクラスのスピーカーユニットでは考えられない広帯域高品質なサウンドを提供します。Alpair5v3SSの徹底的に繊細な表現力に見合う高品質な低域追求した結果、NC10同様のダブルポートが最も結果が素晴らしくこのNC5Hウォールナットをシリーズに追加する事にしました。2019年真空管オーディオフェアで新発表の会場となりましたが、まだホームページでも紹介していない状況にもかかわらず何と4ペアが販売されてしまいました。
『あの真空管オーディオフェアで鳴らしていたマークオーディオの小さいスピーカーを』と言うご注文です。
NC5Hと言う名前ですので是非試聴下さい。
最初はSTBP35ワンポートで設計したのですが、25x2本に変更したところ低域の厚み伸びが圧倒的に改善されたのです。開口面積ではほぼ同じですが結果は全く違います。ヘルムホルツの原理による音の縦波(疎密波)の質量を押す力は個々のポートの容積に影響され最適開口面積の常識が覆されたモデルです。
■ 47研究所モノアンプをデュアル搭載可能(オプション)
Duo5Active に搭載しているモノアンプをNC5Hにも搭載が可能となりました。ピ
ュアオーディオとは何かと教えてくれるモデルです。PT70/140EIを電源に使用するとオーディオはどこにコストをかけるかを実感し、そして今までに聞いたことのないサウンドを堪能出来ます。
■ 磁性流体を排除(No Ferrofluid)
Alpair5v1(2010年発売)は磁性流体を使ったシングルサスペンション(ダンパーレス)でしたが、Alpair5v3は磁性流体を使わずにコーンのリニアティーを正確に動作させるという大変チャレンジングが技術改革でした。高級ユニットで純粋なダンパーレスの前例を見たことがありません。さらにMAOPシリーズで使用している高価なレクタングラーコイル(平角銅線を使用したボイスコイル)に変更し更に艶やかな音場を表現します。
磁性流体は磁気の中でボイスコイルを一定方向に動作を保持させる効果がありますが、液体の粘性抵抗は避けれられません(空気中で運動するのと水中で運動するのではスピード感が全然違いますよね)。
この”自由に動作する駆動部”を実現しています。