MAOP_11MS(限定モデル)
新発売Markaudio最大口径Alpair11MSのMAOP処理モデル
MAOP_11MS はMarkaudioのダンパーレスユニット最大口径のAlpair11MSをベースにMAOP化しました。既にプロトタイプモデルは日本に入手していましたのでNC11に装着してイベントで熱心なユーザーの方に試聴頂いています。元来のダンパーレスの繊細な表現に加えてMAOP特有のダンピングファクターを持つユニットは非常にスムーズで音楽的なサウンドを提供します。
Alpair11MSをメインに使用されている新忠篤先生は発売開始の週にご購入頂き翌日『素晴らしい!全然違いますよ』『生きている間に逢えてよかった。』とお電話を頂きました。
三浦先生から『素晴らしいの一言です』という評価を頂き先日も『まだ届かないの?』と連絡がありましたAlpair7MSをお聴きになってからダンパーレスの音に。『スピーカーユニットの認識を根本を考えさせられました』とメールを頂いてからのファンです。
Rectangle Pure Cupper Wire
右のレーシングエンジンの様に軽量化したボイスコイルをご覧ください。もう見ただけで良い音がしそうですよね。MAOP_11 はこのモデル専用に純銅のレクタングル(平角)ワイヤーを採用しています。このコイルの利点は沢山あり、同じ磁力に対し数十パーセントの軽量化が可能ですし、線形抵抗、自己共振が抑えられるなど良い事づくめです。
また、グラスファイバーとABS樹脂との混合シャシーを採用し、またマグネットをラバーカバーで包むことでマグネットに伝わる共振音をダンプしています。
エンクロージャーの流体設計は様々な理論や設計のもとに色々と検討がなされているのにユニット自体の背面の流体は意外と軽視される傾向があります。
NC11_MAOPMS_WP
Nature Collection NC11_MAOPMS_WP 新発売
MAOP_11の能力と音色を100%発揮する美しいエンクロージャーです。
Nature Collection シリーズの特長である無垢の銘木で丁寧に組み上げ、さらに吸音、防振対策に特殊素材を採用し時間をかけてバランス調整をし、エンクロージャー内の配線にはAmtransの0.7㎜6N金メッキを方チャネル2本撚線にして使用しています。試聴室に常備しておりますのでその音質をぜひご訪問頂きたいと思います。MPとはHard
Maple & Paulowniaの意味で、エンクロージャーの背面に桐の無垢を使用しています。
またバスレフポートを楕円形にして共振周波数を低めに設定し、密閉型に近い大人音色のバスレフを求めて設計しました。
フィディリティムサウンドの試聴室にて鳴っています。是非お出かけ下さい。百聞は一聴に如かず。
全てのMAOPモデルは工場でペアリングで左右の特性を合わせその生データが同梱されています。
Micro-Arc Oxidation Process
強電界酸化結晶化
Micro-Arc Oxidation Process (MAOP)…コーン表面のの光沢を抑えた表面処理の名称です。
この処理は、非常に強い電圧(700V)をかけたアルカリ電解槽の溶液中で、長時間かけて、アルミマグネシウムのコーンの表面を酸化させながら結晶を作成するプロセスです。
このMAOPの詳細はAlpair10MAOPのページでご覧いただけます。
(http://www.fidelitatem-sound.com/a_detail%20Alpair10%20MAOP.html)
この処理を採用する事で写真のようにコーンの表面が柔軟な無数の気泡のある結晶体に変化します。
この方法はコーン自体を変化させる方法ですので質量増加は、対コア材料質量増加比率が0.4%未満と言うコーティングより軽い処理になっています。
左の写真は表面をマイクロスコープで見たものです。スポンジの表面のように見える小さな結晶体と空気の穴が無数に見えます。この数ヵ月を費やして時間をかけて作ったメタルの山と空気の穴が音を圧倒的にクリアーなものにしています。
この表面を通過するマイクロレゾナンスパターンの発生するコーンでダンプすると言う、パルプ振動板に近いダンピング効果を実現しています。これが 非常に平坦な周波数特性を実現し、静かなドライバーと言われる理由です。
なぜ限定販売なの?
MAOPの音質にあたえる効果は大きなものですが、コーン表面の結晶化行程だけで2ヶ月以上のリードタイムが必要となります。となると限定生産商品として何とか1、2年に一回のサイクルで表面加工処理を依頼するという方法をとることになります。またアセンブルも取扱いがデリケートなため、自社工場の技術者とMark
Fenlonの手で一つ一つ丁寧に組み上げ、T/Sパラメーターと周波数特性を確認しながらペアを決めていきます。こういった意味でも大切に末永く使って頂きたいもでるです。